プロフィール

Shiho

ISA(イサ)&バイリン出版イリノイ支局特派員
生年月日 1989年3月5日
出身地 神奈川県横浜市

SHiho 中学生の時は、英語の勉強がキライで「自分は一生日本で暮らすんだし、英語の勉強なんて必要ない」ということで、テストは毎回赤点。
しかし、高校入試時に間違えて「国際コース」を受験してしまい、なぜか合格し、英語勉強の日々がはじまる。赤点は恥ずかしいということに気付き、塾で英語の個人レッスンを受講、テストでは高得点を取れるようにまでなる。
少し自信がついたころに、学校の短期留学プログラムに参加することになり、人生初の海外へ。場所はアメリカ・Washington州Seattle。
ホームステイ中、全く聞き取れない、言いたいことが言えない、自分は「テキストブックの勉強」しかしてこなかった、と気づき、悔しくて悔しくて、帰国後すぐに英会話スクールに通い始める。そこで英語でのCommunicationを学び、高校卒業後は日本の大学に進学せず、通っていた愛媛県松山市にある語学スクールでセクレタリーとして働きながら、日常英語に加え、ビジネス英語を学ぶ。
2013年8月より、アメリカ・Illinois州Chicago郊外の大学に留学中。Journalism専攻。クラスメイトは高校を卒業したばかりの18~19歳ばかり。でも、アジア人は若く見えるというメリットを最大限に生かし、24歳にしてTeenagerのフリをして、遅れてやってきた女子大生Lifeを満喫。
アメリカ生活も2年目に入り、社会人の友だちが増え、更に楽しい毎日。Chicago郊外の街ということで日本人の存在自体が珍しいこともあり、たくさんのアメリカンにとっての”First Japanese”として、勝手に日本代表として生活中。

 

Shihoから読者の皆さまへ

わたくし、大の旅行好きでして。高校生ながらに「将来、ずーっと旅行し続けるには、どうしたらいいのかな?」と悩んだ結果、ジャーナリストという職業にたどり着きました。日本で“ジャーナリスト”というと、時事関係の報道、解説者のイメージが強いですが、編集者、ライター、コラムニスト、写真家もジャーナリストとして考えられています。そして、時事だけでなく、ファッション、アート、ビジネス、環境、政治、科学、スポーツ、気候、国際情勢など、細かい分野に分かれています。ジャーナリズムを勉強しようと思ったときは、私の中でも「=報道」だったので、疑いもなく報道の道に進むことになると思っていましたが、こちらに来てから“ジャーナリスト”といっても道は一つではないことを知り、選択肢が広がったことに喜んでいます。

きっかけは「旅行し続けたい」という安易なものでしたが、現在アメリカで生活し、アメリカ人だけでなく、多国籍の人たちとの出会い・会話を通して、日々たくさんのことに気づかされます。
例えば、日本国内で大きな報道になっている事柄は、アメリカには届いていないことの方が多いことです。北朝鮮による日本人拉致問題。もう何人の人に聞いたか分からないくらい質問しましたが、誰も知りません。また、誰も信じてくれません。
”Is it really true? Sounds terrible, but I’ve never heard about it.”
ほぼこのリアクションです。ほかに最近だと、2020 年の東京オリンピック開催決定。私も決定してしばらく経ってから、母から聞きました。そのくらい、アメリカでは報道がありません。
あとは、情報がアップデートされないということ。衝撃だったのは、WW II(第二次世界大戦)で原爆の被害にあった広島・長崎について。WW II 以降、この二都市は立入禁止区域になっていて、誰も住んでいない、と信じている人がいまだにいるということです。
また東日本大震災については、津波の被害よりも福島の原発の方が大きく報道されていて、アメリカに比べて日本は小さな国ですから、日本全体が放射能の被害に遭っていて、だから私(渡米前は愛媛県松山市)も日本からアメリカへ逃げてきた、という勝手な解釈をしている人に何人にも出会いました。

もちろん、逆もあります。アメリカ国内で報道されていること、他の国で報道されていることが日本には届いていないことも多く、日本国内にも偏った情報のみ信じている人も多くいます。日本にいた時には、ことの重大さに気づかなかったですが、今となっては大問題だと感じています。
だから、大学でジャーナリズムを勉強し、将来は世界のリアルタイムの”What’s going on now?”を日本語・英語(+大学在学中にもう1言語勉強予定)で発信できるジャーナリストになろうと思っています。

現在暮らしているIllinois州Chicago郊外の街は都会と比べ、移民が圧倒的に少なく、日本のTV や雑誌、観光向け情報では感じ取れない、少し悲しいダークサイドを含めたリアルなアメリカを、直に感じながら生活しています。ジャーナリストの見習いの見習いレベルにも及びませんが、”This is REAL America”を、平和で安全な日本で生まれ育った日本人の目線でお伝えしていこうと思います。

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