新年のごあいさつ|いさぷれす2019
英国版「新語・流行語大賞」を覗いてみたら…
はい、「平成最後の…」の半ば聞き飽きたフレーズ、今年もまだまだ続きます。
何せ今年も、途中(正確には4月末)までは「平成」ですから。
ってことで、平成最後の新年、皆様いかがお過ごしでしょうか?
私「二代目」も新年早々、こんなもん 😉 書かされていきなり仕事モード、ってのも、エラいもんで慣れてきた感が。
「先代」は毎年恒例の『いさぷれす』を、年末の翻訳の締め切りの山から逃避する手段にしてたとかウワサで聞いてますけど、私には関係ないもんねぇ。
なんせ翻訳家じゃないし。おほほ。
とか言ってたら、コッチはコッチで『ほぼナイ!』なんてはじめてしまった上に、レビューブログまでやり始めちゃったから、結局常に原稿に追われる生活には大差ない。
ってことで、血は争えないねぇ。血だわ、血。
何を大げさな、たかがブログ、と言うなかれ。
あれ書くの、適当にやってるようで、結構時間も手間もかかってるのよ 😥 資料調べたり、いろいろ。
というコトで、『ほぼナイ!』の生動画配信より気合が入ってる、ってウワサもある『レビューブログ』は、是非<これまでの『ほぼナイ!』>で。
まだ読んでない方は、この正月休みにまとめ読みするのも、吉、かと。
さて、本題。
『ほぼナイ!』年末特番でもご紹介したけど、年末に結構な数の国がやってるのが、いわゆる「新語・流行語大賞」の選出。
その中でも、イギリスの「新語・流行語大賞」とでも言うべき “Word of the Year” はアメリカはじめ、世界のメディアが注目してます。
イギリスでは2社がそれぞれ “Word of the Year” を独自に選出してて、その違いを楽しむこともできたりします。
その2社というのが、どっちも辞書「屋?」「メーカー?」である Collins English Dictionary と Oxford。
で、Collins が “Single-use:使い捨て” を、Oxford が “Toxic:有毒な” を、それぞれ “Word of the Year” に選びました。
イギリスと言えば、Brexit 一色で、メ~イさんの羊、じゃなかった、メイ首相の首が飛ぶとか飛ばないとか、Hard Brexit だ Soft Brexit だと、コンタクトレンズだか何だかわかんないハナシで国中大モメの中でも、選んだ Word はそんな国内事情を超えたモノで、大英帝国のプライドみたいなもんが、どことなく感じられたりして。
“Single-use” も “Toxic” も、要は環境問題に絡んだモノで、いよいよ国際社会の環境問題に対する危機感が前面に出てきてるのを感じずにはいられない。
前のG7でも、マイクロ・プラスティック問題が会議の主要議題だったことからもわかるんだけど、日本のメディアだけが全然ズレた報道に終始してた、ってのは『ほぼナイ!』でも取り上げた通り。
なんですの、ソレ?ってヒトは、レビューブログ『G7、米朝会談で衝撃の事実続々明らかに:「外交の安倍」の実態とメディア』とか『スタバ、世界全店舗でプラ製ストロー廃止へ:問われる「脱・過剰包装」』をしっかり読んで下さい。
ただ、”Single-use” は思いっきりエコな Word だけど、”Toxic” は本来の意味とは別に、違う使われ方も結構あって、そっちも注目されたみたいで。
例えば、”Toxic plastic” (有毒なプラスティック)とかはもちろんそのまんまエコなんだけど、”Toxic workplace“(有毒な職場)や “Toxic relationship“(有毒な人間関係)なんて表現もあって、なんかイギリスも日本も、生活者の抱える悩みは似通ってるのかも。まさに「働き方改革」とか「(上司の)パワハラ」とか、日本でも随分と話題になったし。
んで、こりゃ凄えな、ってのが “Toxic Masculinity“(有毒な男らしさ)。いやはや。
こりゃ、もちろんイギリスでも話題になった「#MeToo」に絡んだ表現で、イギリスにも日本にも「タチの悪いオッサン」はいるというコト。
この「#MeToo」は『ほぼナイ!』でも再三取り上げてきましたけど、念のため、最後にレビューブログ『ハリウッドのセクハラ:不倫はNG、セクハラは容認、レイプは黙殺の異常』とか『終息の気配ないセクハラ問題、各方面で続々明るみに:批判する「資格」』とか『BBC『Japan’s Secret Shame』に世界が反応、記者クラブは依然沈黙:文字通り「恥の上塗り」』なんかをご紹介しておきます。
5月からは新しい年号、時代がまた一つ、新しい節目を。イサと『ほぼナイ!』ともども、平成の次の時代も、宜しくお願いします。
二代目